No. 2 占い師に免許や資格は必要なの?

占いや占い師に関する口コミサイトやコミュニティサイト、SNSなどを見ていますと、「占い師になりたいのですけど、どうしたら良いですか?」という、占い師予備軍的な人からの質問をたびたび目にします。つまり占い師は現在、すでに職業(肩書き)として一般にも深く浸透していて、進路の選択肢のひとつになっていると言えるのでしょうね。しかしながら、実際に占い師になるためにはなにが必要なのか、どんな風にして学べば良いのか、独り立ちするまでの方法については、まだそれほど知られていないことがわかります。

実際のところ、占い師になるために必須となるのは、占いに関する知識のみです。たとえば教師になるには教員免許が必須ですが、占い師になるのに免許や資格などは必要ありません。あなた自身が「今日から私は占い師!」と宣言すれば、すぐにでも占い師を名乗り看板を出すことも可能です。もちろん、それだけでお客様は来ませんし、仕事として続くわけがないことはおわかりですよね。では占い師には、箔を付けるではないにしても、教員免許に相当するような物はないのでしょうか?いいえ、実はあるんです。確かに国家資格のように取得のために試験を受けることが必須なものではありませんが、それは占断の流派独自の免状だったり、占い師が登録している協会が発行しているものだったり、中には海外の団体が認めている証明書などもあります。あるいは、占断を学んだ学校が証明している修了書なども、占い師としての証明になるのではないでしょうか。

ところで、そもそも論ではありますが、占い師に免許は必要でしょうか?確かに学校の先生になるには教員免許が必要です。ですが同じように学生に教えることをしている塾や予備校の先生には、免許や資格など特には必要ありません。では免許がないとあなたは不安に思いますか?いいえ、そんなこともないですよね。身近な話題として、教え方が物凄くわかりやすく丁寧な予備校の先生が、テレビや雑誌で取り上げられて一気に人気者になったこともよく知られています。もちろん、免状や資格を占い師が持っていれば、依頼をしようと考えている側にとっては良い判断材料にもなります。この占い師は四柱推命の有名な流派で学んだんだとか、タロット占いで複数の資格を持っているからタロットで占ってもらおうとか、利用する側からすれば選択の目安として大きなメリットがあることも疑いようがありません。

手に職を付けるとやはり安心できることから見ても、この先も占い師を職業として目指す人は増えてくるかもしれません。色んな占断を修得して、どんな占い依頼にも応えられる万能タイプの占い師を目指すのも良いですし、ひとつの占断を深く極めていくのも良いでしょう。そしてどこかの占いの館に所属するにしても、ひとりで開業するにしても、なにかしら自分の能力や得意分野を示すものがあればプラスに働くのは明らかです。もし興味を持って学んでみようと思った占断(流派)で、免状なり免許なり資格なりがあれば、取得しておくのも良いでしょう。