No. 3 対面占いor電話占い。占い師にも合う合わないがあります。

当「本物の占い普及プロジェクト」のサイトでも紹介しております通り、占い師の活躍の場は基本的に直接対面して依頼を受けるケースと、電話を介して占いの依頼を受けるケースとに大別されます。もちろん、他にもチャットだったりメールだったりという方法で占ってもらうことも可能ですけれど、本物の占いを大きく分けるとこの2通りになります。

ところでこの対面占い師と電話占い師、いったいどこかに違いはあるのでしょうか。また、両方の手段で依頼を受けている占い師もいるのでしょうか。もちろん個人で活動していない占い師だと、在籍している占いの館ですとか所属している電話占いサービスですとか、先方との契約がありますので色々なケースが考えられます。ですから今回はそういった“立場”についてのお話しではなく、能力とか占い師個人の考え方とかについてご紹介したいと思います。

先に結論から書いておきますと、対面も電話も両方行っている占い師もいますし、片方の手段だけに絞っている占い師もいます。占い師個人の考え方や集中&リラックスできる環境とか、あるいは占い師自身も依頼人と対面したとき、じっくり見られるのが恥ずかしい性格だからなんていう意見もありますね。中には「家にも携帯電話も持ってなくて……」という占い師もいたりで実に様々です。私が個人的に知っている女性占い師(以前ご紹介したアリエス占い師とは別の人です)を例に挙げますと、彼女は師匠に付いて占断を学びながら週末には路上占い師として経験を積み、7人ほどの占い師が在籍している占いの館で現在は活動しています。今はその占いの館での対面占いと、イベントなどでの対面占いを基本に活動しています。ですから対面限定の占い師と言えますね。ですが彼女も3ヶ月ほど電話での占いを行っていたそうです。忙しくなって一本に絞ることを考えたときに、お客様と直接触れ合って占いに取り組める対面占いを選んだと言います。特に電話での占いに不自由や苦労はなかったそうで、単純に天秤に掛けた結果だそうですよ。もう一人、個人的に知っている占い師についてご紹介しましょう。こちらも女性占い師ですが、彼女は対面占い師歴が5年、電話占い師歴8年になり、直近の5年は両方の手段でお客様に接しているそうです。もっとも彼女の場合は自宅での対面占いで、しかも完全予約制を採っていることもあり、上手くお客様と電話占いで自分自身の待機する時間が重ならないように工夫している点もあります。彼女も対面と電話の両方を使って特に困った点はないと語りますが、しいて言うなら「たとえば電話だと手相や人相で占いはできないでしょ。そういった「本当は手相で占って欲しい」って言うお客様の声に応えられない点は申し訳ないと思うかな」とのことでした。

結局のところ手段は占い師次第ではありますが、対面占いと電話占いどちらも行うことができるようではあります。占い師自身が抱えている生活環境だったり、両方経験した後に自分に合っていると感じて選んだり、自分の得意占断が対面占いでしか発揮できなかったりするものの、占い師として基本的な能力によってどちらの方法でも可能だそうです。ただ初めて占いを受けるという人は、あれもこれもと不安があるでしょうから、その場ですぐに対応してもらえる対面占いの方が良いかな、とも思います。なにより“占いの場”の雰囲気を体感してみるのも良いでしょうから。