No. 24 占い師が読む占い関連本、興味ありますか?

現役占い師に聞いた、占い師が読んでいる書籍についてご紹介しましょう。占い師だから読む本もあれば、占い師であることに関係なく趣味で読む本もあるそうです。基本的に占い師たちの多くは読書家が多く、大きな書棚を持つ人や、図書館通いをしている人なども珍しくないそうです。とある占い師の場合は、お気に入りの本だけ買ってお気に入りの棚に収納、それ以外は図書館で借りるか、古書店で購入して読み終えるとまた古書店で売ってしまうという読み方をしているそうです。今回は、占い師の多くが読んでいる本を聞き、その中で面白そうなものをご紹介しましょう。

1.タロット教科書 第1巻 マルシア・マシーノ著 魔女の家books

現在、シリーズで3巻まで出ています。小アルカナから順番に学んでいくスタイルで、初心者も実践しながら理解していける内容だと思います。とある占い師は、タロットこそが占いの基本の一つだと言います。当然、これまでにいろいろな本を読み、実践してきましたが、この教科書は、「あれ?どうだったっけ?」と疑問がわいたり、不安になった時の救急箱的存在だそう。また、読み返すと新しい発見がある中身の濃さ深さも、おすすめする理由の一つだそうです。

2.タロットバイブル 78枚の真の意味 レイチェル・ポラック著~朝日新聞出版

比較的新しいタロットカードの読み取り方指南本です。タロットカード1枚1枚を深く読み取った解説がすばらしいです。この本におけるタロット解釈は21世紀風ともいわれ、古いタロットカード解釈を学んだ人にとっては、「え、違わない?」と疑問を感じるところも多いはずです。あくまで現代タロットのバイブルとして読むべき本です。ただし、占い師の間でも、内容への賛否に関しては両論半々といったところのようです。

3.占いで副業月10万円-年収5千万を稼ぐ秘策 小野 十傅 生活文化出版

3冊目は「え?コレ?」と驚くような本かもしれません。占い師という職業の、表も裏も全部バラしてしまったような踏み込んだ内容になっています。占い師に限らず、あらゆるビジネスに通用するハウツー本としての価値がありそうでもあり、暴露本か!?とも思わせる面もありそう。ただ、占い師の先生による個人的な感想として、世の中では占い師ってこんな風に見られているのかな…と少し寂しくなったそう。でも、読み物としては面白いです。そして、多くの占い師がこの本を読んで怒ったり笑ったりしている、そんなまさに裏話を知ったうえで読むともっとおもしろいかも。


3冊目の本は、これから占い師を目指す人に、「これが絶対おすすめ!」とは言えませんが、ものにはいろんな見方捉え方があるのだという観点から、参考書の一つとして読めば、勉強になるかもしれません。