No. 23 占いを心のよりどころにする人たち

占いといえば、皆さんは、どのようなタイプの人がよく相談に訪れると思うでしょうか。すぐに思いつくのは、恋や愛に悩む若い女性かもしれません。女性を対象とした雑誌や大手のサイトには色々、占いのページ・コンテンツが設けられているし、占いのニーズは高いのです。実際、人気占い師の前に若い女性たちが長蛇の列を作っているのをよく見かけます。

占いの利用者層とは

しかし、占いを頻繁に利用するのは、若い女性だけではありません。例えば、けっこう年配の経営者の男性が顧客といっていいほど、通ってくれることがあります。相談は当然、主に今、携わっているビジネスについてです。新規開拓のタイミングや従業員についての悩みなど、色々なことを相談されますね。基本の運勢や性格はホロスコープで押さえているので、その都度の占断は、主にタロットを使います。仕事が忙しいのだと思いますが、皆さんダラダラ座っていることはなく、結果を告げると、すぐに納得してくれ、店を後にされます。また、定期的に電話をかけてきて、知りたいことのみ、ピンポイントで手早く質問する経営者の方もいます。皆さん、時間の使い方が上手ですね。

占いにハマる人とは

お金や経済に敏感なイメージがある経営者の方が、どうして形というものを伴わない占いに頼るのかと、不思議に思う人もいるかもしれません。理由の一つとして挙げられるのが、いつも競争の世界にいる人たちだからです。そばに従業員や部下がいても、心から忠誠を誓っているわけではないので、経営者の方は心を許せる人が少ないのです。そこで、何かを相談するときに、まったく利害関係のない第三者として占い師を訪ねる人が少なくないのです。占い師は経済やビジネスに関する知識をプロの人ほど持っているわけではありません。しかし、占術、そして、長年、様々なお客様を見てきた洞察力で、経営者の方にもできるだけのアドバイスをします。それが、ピタリとハマった人が、以後も継続したお付き合いをしてくれるのではないでしょうか。

もっと占いを利用してみましょう

ですから、若い女性以外の方でも、もし今、何かに迷ったり、悩んだりしているなら、占いの店を利用してみてはいかがでしょう。特に中高年の男性は、女性ばかりが集っている場所に、足を運ぶことに抵抗があるかもしれません。でも、それを気にしないで踏み出すことで、心が軽くなり、良い未来を手に入れられるのです。電話占いを試してみるのもいいかもしれません。占いは特定の層ではなく、すべての人を幸せに導くためにあるのです。今までとは違う視点を得られるはずです。