No. 27
人が抱えている日頃の深い悩みや、スピリチュアルな問題を解決したいと思っている人はいませんか。そのような人の中には、きっと「スピリチュアルカウンセラーになって人を救いたい」と思っている人もいるでしょう。でも、スピリチュアルカウンセラーになる方法はなかなか簡単ではなさそうですし、分かりにくいこともあります。
そこで今回は、スピリチュアルカウンセラーになるにはどうすればいいのか、そしてその仕事のやりがいについて解説します。
スピリチュアルカウンセラーとは?
スピリチュアルカウンセラーとは、何らかのスピリチュアルな存在からメッセージを伝えたり、自分の見えないものを見る能力を用いて、人の過去世などを見て問題の根本を探ったりすることによって、相手の悩みの解決の手助けをする人のことをいいます。
スピリチュアルカウンセラーが見るのは、相手の心の中だけでなく、無意識下にあることです。いってみれば、相手の魂の声です。そして本人でも知り得なかった問題の解決策を見出すのです。
スピリチュアルカウンセラーと霊能者の違い
スピリチュアルカウンセラーは、よく霊能者と同じくくり、もしくは似たような職業であると認識されているものです。しかし、スピリチュアルカウンセラーと霊能者とは異なる存在なのです。
共通点は、目に見えない高次元の霊とコンタクトを取ることにあります。しかし、霊能者は主に霊を除霊したり、浄霊したりして相談してきた人の問題を解決することをメインに行います。一方で、スピリチュアルカウンセラーは、高次元の霊などとコンタクトを取りながら、カウンセリングによって解決策を見出し、相談者の悩みに応え、解決へと導きます。
場合によっては、スピリチュアルカウンセラーは、指導霊などのその相談者についている霊からのアドバイスを聞き、それを直接相談者に伝えることで、導くことができます。 いってみれば、助言者ともいえます。
スピリチュアルカウンセラーの条件とは
では、このスピリチュアルカウンセラーになるにはどうすればいいのでしょうか。スピリチュアルカウンセラーになるには、次のような条件があることが考えられます。
霊能力がある程度高いこと
スピリチュアルカウンセラーは、スピリチュアルな領域で感性が長けていなければなりません。しかし、スピリチュアルカウンセラーはただ霊感が強いだけではなることができません。なぜなら、相談者の隅々まで見通して、さらにそれをもとにカウンセリングする必要性があるためです。よく、霊能力の低い人がむやみに霊かい通信を行うと危険といわれる理由の一つに、低級例が高級霊や近親者の霊に成りすますということが事実としてあるためだといわれています。もしも相談者の指導霊だと思って交信を行った霊が、低級霊による成りすましで、結局でたらめの指南だったということもあり得るのです。
また、相談者の亡くなったおばあさんの霊に成りすまし、嘘の助言を与えたり、崇拝させたりしていたずらをする低級霊もいるといわれています。
霊能力が低いと、そうした低級の波長を持つ霊としか更新できないといわれていますので、本当に指導霊や高次の霊の存在にアプローチするためには、自らも高次の波長を持ち、ある程度の霊能力の高さが求められることになります。
カウンセリングに向いているかどうか
スピリチュアルカウンセラーというくらいですから、カウンセリングに長けていなければなることができません。しかしカウンセラーも勉強してそのカウンセリング技術を身に着けています。机上の勉強で心理学などをもとに身に着けることもできますし、カウンセラーの弟子入りをして身につけることができることもあります。
人の悩みを解決しようとする気持ちがあること
当然のことですが、スピリチュアルカウンセラーは人の悩みを解決へと導くために、そうした深刻な悩みを受け止めて、解決したいという強い気持ちがあることは大前提といえます。この素地がない限り、いくら霊能力が高くても、カウンセリング技術に長けていても、スピリチュアルカウンセラーは務まらないでしょう。
スピリチュアルカウンセラーの仕事としてのやりがい
スピリチュアルカウンセラーは、職業の面からすれば、「人を救う」職業といえます。では、仕事として見た場合、どんなやりがいがあるのでしょうか。
悩んでいる人を本当に助けることができる
一般的に、カウンセラーの立場の人は、不安や悩みを抱えている人を助けることができることもあります。病院へ行っても、誰に相談しても解決しなかったことが、自分のもとへ相談にきたことがきっかけになって解決したのであれば、かなりの喜びが得られます。また、スピリチュアルカウンセラーは、相談者が意識していない無意識レベル、魂レベルの悩みを解決することになるため、悩んでいる人を本当の意味で助けることができるというやりがいがあります。
独立開業できる
ある程度経験を積んでいけば、独立開業して、個人事業や会社として運営していくことも可能です。独立開業するメリットは、どこかに雇われているのと異なり、自分がやった分だけ、成果として表れるというところにあります。
また、時間や働く場所の調整がしやすいというのも大きなメリットです。
他のスピリチュアルカウンセラーを招き入れて組織を大きくしていくこともできます。
このように、自分で経営して行っていくことは、ある意味、生涯挑戦し続けられるやりがいの一つといえます。
スピリチュアルカウンセラーになろう
スピリチュアルカウンセラーは、今から目指すことができるものなのでしょうか。
その答えは、YESでもあり、NOでもあるといえます。スピリチュアルカウンセラーになるためには、特に資格は必要ありません。今日からスピリチュアルカウンセラーになる!と決めた時点で、なることができます。
しかし一方で、スピリチュアルカウンセラーは、先にも紹介した通り、特別な能力が必要になります。低級例にそそのかされないような高い霊能力を持つのでなければ、務まりません。カウンセリング技術や知識は誰でも学べば身に尽きますが、霊能力はそうとも言えないからです。
霊能力は、ある日突然目覚めることがあるといわれています。例えば、臨死体験によって突然霊能力が開花するということもあります。そしてその霊能力を世のため人のために生かすために、修行をしてコントロールできるようになれば、スピリチュアルカウンセラーになることができます。
もし、霊能力がまったくない状態で、スピリチュアルカウンセラーになりたいという場合には、一度信頼のおけるスピリチュアルカウンセラーに逢って、相談してみるといいでしょう。そしてどうしてもなりたい意志を伝え、色々と指南してもらうという方法もあります。
スピリチュアルカウンセラーになるためには、高度な霊能力と共に、人の悩みを解決したいという気持ちが根底にあること、そしてカウンセリングの技術や知識を身につけることなどの条件があります。しかし、最も大切なのは、スピリチュアルカウンセラーになりたいとういう気持ちではないでしょうか。実際に活躍しているスピリチュアルカウンセラーに相談、弟子入りするなどして、ぜひそのやりがいを得るためにも、取り組んでみましょう。