きゅうし-かせい【九紫火星】

九紫火星について

九紫火星九星占いにおける星のひとつ。西暦年を9で割って2の余りが出る年が相当します。象意は炎や太陽など。燃え上がる火の意味を持ちます。暗闇を照らす力、熱で周りを温める優しさ、また全てを焼き払い焦土にする愚かさと凶暴性を持ち合わせた星です。九紫火星の年には派手なイベントが起きやすい傾向があり、イベントや催し物が世間をにぎわせます。一方、弱い人や不遇な人がさらに悲しい思いをする出来事が起きることもあります。その他、方位は南、時間は昼の11時から13時、月は6月、色は赤、といった属性を持っています。他星との相性は、相生が二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・八白土星。相剋が一白水星・六白金星・七赤金星。比和は九紫火星自身のみとなります。

九紫火星生まれの人に多い傾向

活発で華があり、行動力も満点。リーダーの気質の人が多い傾向が見られます。その一方で内面は割とネガティブな部分があり、後になって自分の行動を振り返って自己嫌悪に陥ったり、失言で誰かを傷つけて反省したりすることもしばしばです。一見頭の回転がとても速いのですが、即物的な面があり、あまり全体の流れや先のことを考えられません。恋愛面では非常に情熱的で刹那的。「大好き」「愛してる」といった言葉をストレートにぶつけますが、移り気で、すぐ他の異性に目が行ったり、その場のムードに流されて浮気したりすることもしょっちゅうです。男性はプレイボーイになりやすく、女性は出世運が強いのも特徴です。

九紫火星生まれの人によく見られる特長

華やかで社交的。陽気なリーダーとして周りをどんどん盛り上げ、グイグイ引っ張っていくパワーを持っています。派手好きでファッションセンスがあり、服装やインテリアのこだわりも強く、また上昇志向も抜群。人を惹きつける話し方、人の心を掴む立ち居振る舞いが先天的にうまく、非凡なカリスマ性があります。一箇所に留まることを嫌い、いつでもアクティブに動き回り、絶えず新しい何かを探し求めます。初めて行く店や初めて話す人にもあまり物怖じしません。このことから大変モテる人が多く、また友人や仲間にも囲まれる傾向があります。時代の流れを掴むことで社会的に大成功を収める人が多い星です。

九紫火星生まれの人によく見られる欠点

集中力に欠け、ひとつの物事をコツコツとやり遂げることができません。軽率な行動で大切な人を傷つけたり、調子に乗り過ぎたり、些細なミスで大炎上したりすることがあります。本人だけが痛い思いをすればまだましなのですが、九紫火星のカリスマ性が悪く作用した結果、周囲の人を巻き込んで全員を不幸にしてしまうことも。軽率な割に図太さに欠け、ミスに気付くとたちまち自己嫌悪モードに陥り、ひたすら自分を責め続けます。一旦ネガティブになるとドン底まで沈み込んでいきます。そんな陰気な九紫火星からはどんどん人が離れていき、最後はとても寂しい晩年を過ごすことになるでしょう。