ろっぱく-きんせい【六白金星】
六白金星について
六白金星とは九星占いにおける星のひとつで、実際に宇宙にあるものではない架空の星です。西暦年を9で割って5の余りが出る年が六白金星の年になります。象意は天・宇宙。壮大な広がりや純粋な理想、またそれに付随する権力、威厳、都市といった意味合いを持ちます。六白金星の年には街や国が転換点を迎えたり、大きな発展を遂げたり、それに呼応してイデオロギーの衝突が起きたりする傾向があります。その他、方位は北西、時間は夜の19時から23時、月は10月から11月、色は白、といった属性を持っています。他星との相性は、相生が一白水星・二黒土星・五黄土星・八白土星、相剋が三碧木星・四緑木星・九紫火星、比和は七赤金星と六白金星自身になります。
六白金星生まれの人に多い傾向
決して派手ではないものの、存在感が強く、皆に頼りにされるタイプが多い傾向にあります。切れ者が多く、組織の中枢で活躍する人が目立ちます。性格面は真面目な人が多く、表面上どれだけふざけていても本質的には堅物です。物事を深く考える力や並々ならぬ我慢強さを持ち合わせていますが、状況の変化に応じた柔軟な対応はどちらかというと苦手な方であると言えます。一旦周りが見えなくなってしまうとたちまち迷走し、ペースを崩してしまうことも。また人の話をあまり聞かない傾向もあります。逆境に負けないパワーはありますが、自分から新しい境地を切り開く方ではなく、どちらかというと保守寄りの性格です。
六白金星生まれの人によく見られる特長
努力家で粘り強く、計画性があり、何事においても真剣に取り組む真面目さがあります。地道な作業をコツコツと積み重ねて成果を出すのが大得意で、ウサギとカメでいうところのカメの性格そのもの。最初のうちは他人に遅れを取っていたとしても、気付けばジワジワと追い上げ、最終的にはトップに立っていることもしばしば。また完璧主義であることも特長のひとつで、何か新しく物事を始める際には綿密に調べ上げ、また作業をする際にはミスがないかどうか何度も確認します。その堅実さは周囲の人に安心感を与え、「あの人なら大丈夫」「安心して任せられる」といった信頼を勝ち得ます。
六白金星生まれの人によく見られる欠点
他人の意見を聞かず、周りに対して威圧的になりがちです。反抗心が強く、上司の指示や目上の人のアドバイスを突っぱねてしまうことがあります。そういった態度のせいで年上から可愛がられず、嫌われたり、疎んじられたりする傾向があります。いったん上の立場に立つと、下の人に厳し過ぎる叱責を飛ばしたり、意見を言えない雰囲気を作ったりしがちです。自分の落ち度に気付いても、素直に非を認めて頭を下げることができません。本来の六白金星はとても大きな器を持つ人物ですが、そういった面が強く現れてくると成長の余地が無くなり、気が付けばただのはみ出し者になる恐れがあります。注意しましょう。