しろく-もくせい【四緑木星】

四緑木星について

四緑木星とは九星占いの中で用いられる星のひとつ。実際にある星ではなく概念上の星です。西暦年を9で割って7の余りが出る年が該当します。象意は風に揺られる草木。頻繁に移り変わる無常性、また場の流れにうまく適応する柔軟性を秘めています。四緑木星の年には思わぬものが一世を風靡したり、流行の移り変わりが激しくなったりする傾向があります。その他、方位は東南、時間は午前7時から11時、月は4月から5月、色は緑、といった属性を持っています。ただし他星との相性に関しては同じ木星である三碧木星と同様、ぶつかり合うものが多く、相生が一白水星・九紫火星、相剋が二黒土星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星、比和は四碧木星と三碧木星になります。

四緑木星生まれの人に多い傾向

第一印象はクールで爽やか。そしてどこか浮世離れした雰囲気を持つ人が多く、その掴みどころのなさがファンタジックな魅力に結びついています。性格面では厳しさと優しさをあわせ持つ人が多く、その傾向が良い方向に噛み合えば非常に社交的な人気者になります。興味や行動のパターンが気まぐれに移り変わるのも特徴。一ヶ月前にはどっぷりハマっていた趣味なのに今は見向きもしない、といったことも日常茶飯事です。喜怒哀楽の感情は人並み以上に激しい傾向がありますが、同時に熱しやすく冷めやすいタイプでもあり、たとえ本気で怒ったとしても決して根に持ちません。「明日は明日の風が吹く」という言葉がまさにピッタリ当てはまる性格です。

四緑木星生まれの人によく見られる特長

人間関係の中で適度に空気を読む力に長け、時には柔軟に対応しながら、肝心な時には周りに流されない芯の強さを合わせ持っています。ポジティブシンキングの天才で、ちょっとしたトラブルに見舞われても平気です。落ち込むことはあっても、そのうち落ち込んでいる状態に飽きてしまい、前を向いてひとりで歩き出ます。そんな四緑木星の人は誰とでも仲良くなれる人気者の器があります。楽観的で前向きな性格は他人から好感を抱かれやすく、知らず知らずのうちに周りに人が集まっています。また仲間思いであることも特長。親切心に溢れ、心から他人のためを思って行動することができます。

四緑木星生まれの人によく見られる欠点

興味の対象が移り変わりやすく、ひとつの物事にコツコツ取り組めません。そのため次々と新しい物事に手を出しては飽きたり、恋人をコロコロと変えたり、職を転々としたりする傾向があります。何でもそれなりにこなしますが典型的な器用貧乏でもあります。継続した努力ができず、気付けばいつの間にか周りの人に差を付けられてしまいます。また社会的な責任感が欠落しているせいで仕事であまり大成できません。いい加減な態度を取り続けているうちに周りから人が少しずつ離れていき、気が付けば何もかも失ってしまうことがあります。気をつけましょう。