No. 2 占い好きに女性が多いのは、いったいどうしてなのでしょうか?

女性は幼いころから、いいえ、生まれながらにと言っても良いでしょうか、神秘的なものや不思議なものが大好きです。男性は論理的に、あるいは科学的に物事を判断する、要するに理屈っぽいんですよね。でも女性はそうじゃないでしょ。本能的、感情的、あるいはインスピレーションっていう名の『女のカン』に従って、自分の行動を決めますから。

そこへ持ってきて占いというのは、たとえば星の配置が運命を決めるですとか、名前に隠された数字が使命を示すですとか、神秘的で不思議な事象から結果を導き出す方法ですよね。占いで出た結果に科学的な根拠とか論理性がないとそれを認めないような男性と違って、リクツを抜きにして信じる純粋な気持ちを女性は生理的に持てるのです。だから女性の方に占い好きが多いのですよ。

じゃあ占い好きな男性は世にいないの?、ってことでもありません。どんな趣味や分野にも、「隠れ**」という存在がいるように、男性の中にもかなりの割合の占い好きがいます。なにしろ男性は、変にプライドが高いところがありますから、自分が非科学的な占いに頼っているなんて恥ずかしくて知られたくないのです。

だからでしょう、占い師と会わなくていい、順番待ちの人や通りすがりの人に見られる心配もない、電話でいつでも占いを受けられる電話占いサービスの利用者は、意外と男性のほうが多いって、占いサービスの関係者の声もあります。

ただ「占い=女性が毎日チェックするもの」といった思い込みが世間一般にもありますし、雑誌などで占いが掲載されているのは女性誌ばかりですから、男性が占いに触れているのを見かける機会がないだけ。でももしあなたに兄や弟がいるのなら、あなたが読んでいる雑誌の占いページを開けて机の上にでも置いてみて。きっと興味津々に覗き込んでいることゼッタイです。