No. 3
テレビや雑誌で見かける占いコーナー。そこに書かれてある占い結果は、いったいどうやって導き出されているのか気になりますよね。ましてやそれが完璧に当たっていたとなると、どんなすごいプロの占い師が占ったんだろうって思いませんか?
でも実は「占い師」といった肩書き、あるいは職業を名乗るのに、免許や資格なんていらないんです。極端な話ですと、こちらをご覧になっているあなたでも、「私の職業は占い師です」「今日から占い師になります」って宣言しちゃえば、占いがまったく未経験でも簡単に名乗れるのです。自称でOKって、ある意味すごいですね。そういうことだから、占い師のプロとアマをハッキリ区別する境界線はありません。
あえてその線引きをするのでしたら、「稼げているか否か」になるのではないでしょうか。稼げているということは、それだけお客様・相談者がその占い師に付いているわけですよね。つまりそれだけ人に必要とされている、ファンが付いているというわけ。アイドルグループの総選挙で入る票みたいなものでしょうか。
もちろん、単純に「稼げている」と言いますが、そこにはトーク術とか、相談者に向き合う姿勢とか、もちろん的中率の高さといった、占いの知識や情報だけではない経験値も、稼げている=売れるための要素になってきます。だから占い師を名乗っても、簡単に占いだけで稼ぐことなんてできませんよ。占い師はそれらを苦労して磨いて、もちろん占い師の人間的魅力もあって相談者から信頼を勝ち取っているのです。つまり「お金を払ってでもこの占い師に占ってもらいたい」と思わせる占い師こそが、プロの占い師として看板を出して、長く活躍しているのではないでしょうか。